「そう言う母さんは元気なの?」
「元気すぎて困るわよ、あはは」
「……あぁ」
「港も仕事忙しそうね、夜勤続いてるの?陽ちゃんも『港また夜勤ですか?』って結くん抱えて聞き来るのよ。
心配なんだって、眠れてない港が」
「…そうなんだ」
「結くんいるから寂しくないかもしれないけど、あんたも構ってあげなさいよ」
「わかってるよ」
「陽ちゃんいい子だから……いつも手伝いしてくれて。たまに『港を支えてあげられるのは私しかいないけど、私には支えてあげられてる自信ないです』って言ってるわよ。
……あ、コーヒーでいい?」
「あ、うん…」