「気のせいな訳ないだろ?」





ボタンを開けて手を入れると




「熱があるわけないもん、体調悪くないんだから」




と笑った。





「体調最近良かったんだから。病院に行くようじゃ嫌でしょ。早めに薬飲めばそんなことないんだから」





「……そうだけど」





「高島も随分と心配してくれてるんだし?」






………──ピピピピッ ピピピピッ





「……うん?微熱」






「……大丈夫!!明日はカンファがあるからもう寝る!!」





「……。おやすみ」





「…おやすみ」