『ん"ー、もう起きてるってば...』






朝からけたたましく部屋中に鳴り響く目覚まし時計を片手で押さえた。







『....まだ時間あるじゃん』







時計を見てまた再び枕に顔を埋めた時、







何故か部屋の扉が勢い良く開き、








扉の前にいる人物をチラ見して私はため息をついた。









「あ!!ね!!き!!おきたかああ!!!!!!」







そう騒がしく叫びながら私の腰の上に飛び乗るのは、今日から中学校へと進学する我が弟。








『うん、起きてるから。はやくどいて。』