修と愛瑠の絵を消されて呆然とする櫻に向かって、愛瑠が閃いたと言わんばかりに、満面の笑みを浮かべた。
「和樹君と櫻ちゃんの絵を大きく描いてプレゼントしたらどう?櫻お姫様と和樹王子様でさぁ?」
愛瑠の思わぬ返事に目をパチパチとさせて驚く櫻。
「えっ?いいの?」
「当たり前でしょ?いいに決まってんじゃん?」
すると愛瑠は、大きな櫻お姫様と、和樹王子様の絵の隅の方に小さな男の子と女の子の絵を描き始めた。
「二人の結婚式で、愛瑠と修君が拍手してるんだよーっ!!」
櫻の不安をよそに、愛瑠は笑いながら絵を描いている。
不思議そうに見ていた櫻に気付いた愛瑠は、顔を覗いた。
「んっ?どうしたの?」
「あの…………んっと…………あのね?愛瑠ちゃんは、好きな人とかいないの?」
やっと聞けた。
でも返事が怖くて、櫻の視線は定まらずに泳いだまま。
もしも愛瑠ちゃんも、和樹君が好きだったら…………
「和樹君と櫻ちゃんの絵を大きく描いてプレゼントしたらどう?櫻お姫様と和樹王子様でさぁ?」
愛瑠の思わぬ返事に目をパチパチとさせて驚く櫻。
「えっ?いいの?」
「当たり前でしょ?いいに決まってんじゃん?」
すると愛瑠は、大きな櫻お姫様と、和樹王子様の絵の隅の方に小さな男の子と女の子の絵を描き始めた。
「二人の結婚式で、愛瑠と修君が拍手してるんだよーっ!!」
櫻の不安をよそに、愛瑠は笑いながら絵を描いている。
不思議そうに見ていた櫻に気付いた愛瑠は、顔を覗いた。
「んっ?どうしたの?」
「あの…………んっと…………あのね?愛瑠ちゃんは、好きな人とかいないの?」
やっと聞けた。
でも返事が怖くて、櫻の視線は定まらずに泳いだまま。
もしも愛瑠ちゃんも、和樹君が好きだったら…………