結果発表の時間になった。

嬉しいことに、席がホルンの隣だった。

私とななはギュッと手を握った。

「もうすぐだね。」

「うん。」

ステージに男の人が立った。

着々と結果が口からこぼれる。

黄色い悲鳴が上がったかと思うと、

小さい拍手に沈黙…。

これが勝負の世界だ。

うちの中学校の名が呼ばれた。

時が止まったかのように、

とても長く感じる。