それから少したち、くじ引きで席替えが行われた。

私は…やった、一番後ろで窓際だ。

私は席に着いた。隣の席に誰か座った。

「おー、みゆ!」

「あ、ゆうきだー!よかった。」

「よろしくなぁ。」

「うん」

知ってる人で一安心。

それからななを見ていたら、私の前に来た。

「わぁ、みゆー!前後!!」

嘘でしょ?最近本当に運がいい。

「やったー!」

つい手を握ってしまった。

「よろしくっ。」

なぜだかその時のななの笑顔は眩しいほど綺麗で、

触れたら消えてしまいそうだった。