「あっまぁあ～い♪」

と、ホッペを両手で支えながら言った。


「うん。甘いね…」


「はぁ…。おいしー」


この、甘さくらい…世界が甘くなれば良いのに。
とか自分でも、わからないことを考えてしまう。



「ねぇ、茜。本当に隠し事してない？」

「うん。してないよ？」



と、笑みを浮かべた。

でも…自分でも目が、笑っていないことに気づいた。


それでも、なんとか今の笑顔を見せた。