この部屋から、逃げ出したかった。

「うぅッッ!」


怖くて…バレてしまうのも。

この部屋の中身を、理解するのも。


足を、引きずりながら部屋からでた。

そして、元通りに閉めた。



「はぁ…目。真っ赤に腫れちゃうかなぁ?」


落ち着きを取り戻して、目を擦った。