「あれ?茜ちゃん?」


町を、腕を強く捕まれて歩いていた。


そしたら…。


「宮島先輩!」


そうだ…私の、本命の彼氏が目の前に居たのだ。


「茜ちゃん…それに、十影じゃん。」


「……宮島。」


「何でこの二人なの?」


笑顔で訪ねてきて、少し怖かった。

「あの!宮島先輩……っ!これは、私が望んでは…。」


そろぉぉと、言った。


「……例の、電車の女子。」


「な!?」


なに、ばらしてんの?


「あー!監禁するーって、言ってた!?」


「そ。」


!!!!???


え!?ちょっと、待ってくれ。