「あ!綾!お前さ、永瀬さんに小学校で助けてもらったのに、告げ口とか最低だな。」
朝、登校中にそう言ってきたのは、小学校時代、あの時中心になって私をいじめた奴。-大晴(たいせい)
「は?何それ?」
「だからさ、何で告げ口「そっちじゃなくて、助けたって何?」
大晴を遮り睨む。
「は?知らねーの?お前のいじめ止めたんだよ。お前のこと好きって永瀬さんが言わなかったら、いじめ続いてたんだよ」
そんなこと、知らなかった。
そんなこと、ダレも教えてくれなった。
確かに、気づいたら何もなくなっていた。けれど、私はただ、飽きたんだろう、そう思って卒業まで人と関わらないようにしてきた。
私はどうにかしないと!そう思った。
でも、人にこれ以上傷つけられたく無かった私はただ弱く、何も出来ない、ちっぽけで意味のない人間だった。
朝、登校中にそう言ってきたのは、小学校時代、あの時中心になって私をいじめた奴。-大晴(たいせい)
「は?何それ?」
「だからさ、何で告げ口「そっちじゃなくて、助けたって何?」
大晴を遮り睨む。
「は?知らねーの?お前のいじめ止めたんだよ。お前のこと好きって永瀬さんが言わなかったら、いじめ続いてたんだよ」
そんなこと、知らなかった。
そんなこと、ダレも教えてくれなった。
確かに、気づいたら何もなくなっていた。けれど、私はただ、飽きたんだろう、そう思って卒業まで人と関わらないようにしてきた。
私はどうにかしないと!そう思った。
でも、人にこれ以上傷つけられたく無かった私はただ弱く、何も出来ない、ちっぽけで意味のない人間だった。