「紗菜、裕樹とはどうなの?」


健太がテラスからまたコソコソ話かけてきた。

「どうって何が?」

「何がじゃないだろ」

健太がニヤニヤしてる。

私だって考えてなかった訳ではない。


「もう告って付き合いたいって、裕樹昨日言ってたぞ」

"えっ"


裕樹と出逢って二ヶ月後の出来事だった。