打ち上げが
お開きに近づいた頃


あたしはようやく
水沢くんと話すことが出来た。


気付いたら背中合わせに
座っていて


それをきっかけに
お開きのあとのことを話した。



夕飯だけで
打ち上げは終わらない。


大丈夫なひとだけ
カラオケに行ったりして
オールするのが恒例。


「水沢くん、行くの?」


『いや、だるいしやめとく(笑)』


「あはは、だよね(笑)あたしも帰る」



そんな会話から
あたしと水沢くんは話し続けた。


神様はあたしのことを
見放したわけじゃなかった。