パーン!
パーン!
《皆様、ご機嫌よ〜う♪
この記念すべき聖華女学院80周年球技大会ここにて開催いたします!》
気合いの入ったアナウンス部の声で
会場は一気に盛り上がりを見せている
《今年は節目の年にふさわしい
企画をご用いたしました!
女子だけの球技大会…
そんな私達の大会に禁断の…禁断の!!!
男子生徒諸君6名に助っ人として
今回参加していただけることになりましたーーーー!》
”キャーーーーーーー!!!”
周り女子生徒の黄色い声に
会場のボルテージは最高潮だ
ここ聖華女学院球技大会の会場、体育館……
いや、そんなものではない
あの東○ドームと同じ規模を誇る
巨大な体育館がこの学校には設けられている
生徒は1人1人席が用意されており
1年、2年、3年と色に分けられた席に座る
《ではご紹介しましょー!私達の王子様を!》
ウワアァァァァァァァーーーー!!!
『(は?…お、おうじ?何言ってんだアイツ)』
「やっぱりシロ君達に参加してもらって
ほんとよかったね!
みんなめっちゃ盛り上がってくれてるよ〜♪」
『………………(呆然)』
1人1人助っ人する学年と名前が呼ばれる
その間にも聖華の女子生徒達は
皆それぞれお気に入りの”王子”に歓声をあげる
人一倍歓声が多かったのは……”シロ”だった
ファミレスの時と同じ漆黒の髪色。
本日は球技大会なのでジャージを着ている…
身長も高い分見事に着こなしている
白金の彼が間逆の
漆黒の髪色をしているせいか
いつも見る顔がハッキリとしてみえる
顔は立派なイケメンの分類に入るし…
美男子といったところだろう
『(黒髪……)』
だが、この前は制服だったから
みんな不良だとゆうことはバレてはいない…が
今回ばかりは全員ジャージを着ている
みんな思い思いの
着こなし方をしているせいか
普段と変わらない姿になっていた
この時点のあの時はなんだったのか……
とイスズはため息を着いた
『(ほんと馬鹿……)』
「あ、ちなみにシロ君とカメ君が
今回私達1年の助っ人をしてもらうことになってるから…」
『え……』
「じゃあ私は委員会の仕事があるから!
それと…これ今日のプログラムだからチェックしといてね〜♪」
そう言いリノは委員の仕事に行ってしまった…