「”カロク”と呼ばれる
この学校の頂点に君臨する、今一番強い男だ」

『( あっ…ゴクリ )』



イスズは微かに聞いたことがある男の名前に
大きく唾を呑み込んだ



「イスズは初めて聞くだろうけど
このカロクって呼ばれる男はある日突然
オレスカの歴代最短記録の頂点になった奴だ
たったの一週間でね」

「その一週間しかオレスカに姿を現さず
その後のカロクの姿を見たものも居ない
ちなみにこの俺たちも一度も姿を見たことはない……」

『そんな…一週間でっ!?
じゃあそいつが姿を現さない限りここのテッペンはずっとカロクって奴のままってことか?』



一週間でオレスカの頂点に
登りつめたカロクとゆう人物に驚きを隠せない



「前まではなそうだったよ、でも…」

「カロクが姿を現さなくなって半年が経って
それを見兼ねた今年の3年、2年組に
そのカロクの顔を拝みてー
興味本位だけで入ってきた1年組が
今年に入ってテッペン争いをはじめたんだ」

『それって私も関係してる……』


「イスズが現れる少し前からってことだ

でも今ではイスズの名も徐々に噂されてるし
今までオレスカで散々ヤラカシてるしな!
だからカロクも黙っちゃいられねーんじゃねーかって事で今年大波乱のテッペン争いになるって話もある」


『なるほど……
だかはカロクが姿を現わすまでのお互いの
保険として同盟を組んでるってことか』




サラサラっとアカツキが
今までの話を絵で表していくが
字も絵も決して上手いとは言えない





イスズなんとなく
頭で考え整理していく