チーム西方side
オレスカ高2年教室にて__
ピコピコ__
バキューン!
ドーン!!!
「聞いたか?イスズの野郎
あのスネークとやりやったらしい…」
「マヂで?!どっちが勝った?」
「……イスズだってよ」
「うっわ〜…
とうとうスネークまで倒したか
つか、あいつバケモンか!って…
女じゃねーだろ(苦笑)」
今、ゲーム音の中
大きな声で話しをしている2人の人物…
バルとアカツキ
そんな2人の背後で
トランプゲームのスピードをしながら
もう2人の人物が喋る……シャノとウォーカー
「それにしても2学期早々ヤラカシてんな」
「でもイスズが理由もなしに
誰かと闘うことはないと思うよ……
なんだか理由があってやむ終えずってとこなんじゃない?」
「「「確かに……」」」
シャノの意見にほぼ同意の3人が声を揃える
「この事シロは知ってんのか?」
「いつものこと滅多に教室に居ねーし
どこほっつき歩いてんだかな〜」
「でもあのスネークと闘った女って事で
学校中ではたぶん大騒ぎだろうね…
これでイスズの事も明るみに出るだろうから」
「嫌でも耳に入るってことか……はぁ」
「なぁ……」
重い面持ちな口調で口を開いたアカツキ
「最近はじまったことじゃねーけどよ
シロ、昔はよく俺たちと行動してたじゃん?
でも1年の後半らへんからパタン…と
来なくなっちまって
俺たちもその日から今日まで
当たり前に思って過ごしてきたけどさ……」
一間あけてまた話しを続けるツキ
「俺たちシロのこと
知ってるようで何も知らねーよな…」
「「「……………」」」
他の3人は何も答えない……
答えないんじゃない
ほんとうにその通りで答えられないのだ