チュンチュン__
『ん……』
カーテンに隙間から陽の明かりが射し込む
イスズは目を覚まし起き上がる
そして脱衣所(洗面所と一緒になってる)へ…
パシャパシャ__
冷んやりとした水がイスズの顔を覆う
そしてイスズは顔をタオルで拭き鏡を見ると…
『!!?……え、これって』
鏡ごしから見えた光り輝くモノ…それは
昨日ショッピングモールで
いいな〜と思って見ていた
クリアビーズのブレスレットが
左手首に付けられていた……
いつの間に……と思い
こんなことするのはただ一人しかいない
『シロ………ふっ(微笑)』
なんとも言えない嬉しさに顔が自然に緩む
イスズは脱衣所からリビングへと戻る
そのリビングにある
ベッド横の床に寝ているシロの姿……
『( まだ、寝てる…? )』
ツンツン__
イスズはシロに近づき
人差し指で身体を突っつく…が起きる気配はない
ジーっとシロの寝顔を見つめる
『( 綺麗な顔………
白金のシロもいいけど、黒髪も似合うな)』
「スゥー」
次はシロの髪を触る
『でも……
昨日のあなたは誰?…シロ、だよね?
何かあるの?…かく、してる?
……っ…もう誰かに
裏切られるのは、嫌だよ……』
「スゥー……」
『…………っ』
シロが寝ていることをよそに
イスズは弱音をポロリと呟きながら
髪から頬へと指を
滑らせながら移動させていった…