期末テストまであと2日__





昨日の図書館での
オオカミの話しが事実であれば


考えたくなくても
これはもう偶然とは思えない



いずれは……
闘う日がくる相手になるかもしれない



私は胸騒ぎがした
テストまで残りわずかしかないのに
余計なことを考えてしまっている




『( ウルフ……もっと情報が知りたい) 』




窓の外を眺めながら
私は思いついたかのようにある人物に
電話をかけた



それは……”カメ”だった


あの事件以来、姿も連絡も音沙汰なし



今更、私から連絡したところで
出てくれる可能性はゼロに近い
だがダメ元で
カメに連絡を取ってみることにした





プルルルル__


プルルルル__……



やっぱり出ない……か……
諦め電話をきろとしたその時だった




ガチャ__「はい」



声の主はカメだったのだ