ついたのはトイレ。


あまり人の来ない所。


「えっと、先に言っちゃうね。


私、啓くんの事が好きなの。」


ドアに寄りかかって、優しくそう言う恵。


「うん、知ってるよ。」


平然を装って私は返す。


内心は何を言われるか不安でしょうがない。