美晴》星也さん居ますか?
翌日
私がチャットで尋ねると星也さんの返事はしばらく経ってからだった。
星也》どうしたの?心配したよ?
美晴》ごめんなさい、今日は星也さんに伝えたい事があります

私はパソコンの前で大きく息を吸う。

星也さんなら一緒に乗り越えてくれる。
そう信じて・・・・・・

美晴》信じてもらえないかもしれないけど、私の実の母親は星也さんのお母さんみたいなんです・・・・

星也》美晴ちゃん、何いってんの?
星也さんは信じていないらしい。

美晴》本当なんです
星也さんのお母さんは実の子どもを駅のロッカーに棄てたみたいで
それが私なんです、これは使用人の方に聞いて捨て子の写真も見せてもらいましたが
間違いなく私でした


文章を送信するとしばらく返事は返ってこなかった。
そりゃそうだ私のカミングアウトはあまりにも突然過ぎた。

でも、私はあの人を信じたい。