「美晴、気付けなくてごめんなさい」
お母さんは私の目をしっかりと見つめた。
「俺たちはおまえの両親だから辛い時はいつでも相談しなさい」
お父さんもミラーごしに私の目を見つめる。
その言葉は私を素直にするには十分過ぎた
「二人とも・・・・」

「酷い事言ってごめんなさい‼」
子どもの様に流した涙は小さい時以来で、
二人を逆に笑わせてしまったのは言うまでもないだろうか?