「美晴?御飯よ?」
台所からお母さんの声が聞こえた。
「要らない」
聴こえるか、聴こえないかくらいの声でお母さんに伝える。

「下りてきなさい!?」
お父さんの怒鳴り声が聞こえたのでしぶしぶ台所に向かった。


台所はとても静かだった。
「美晴どうしたの?あなた、あの日以来こんな調子じゃない?」

(うるさい・・・・・)

「そうだぞ?おまえらしくないじゃないか‼」
(うるさい・・・)
「星也君に何かされたのか?」