『美晴ちゃん?大丈夫?』
『最近、連絡ないよね、何かあったら連絡してね』
(星也さん・・・・)
チャットの履歴は、優しい言葉で溢れていた。

あの事を知った時私はいつの間にか星也さんとの連絡を絶っていた。
私は星也さんといる資格があるのだろうか?
そう思ったからだ。
星也さんといる事は実の母親と向き合う事になる。
今の私にはそれが出来るのかな?

勉強は嫌みなほど模試の成績を上げてしまった。

皮肉にも星也さんの教えてくれたことがばっちり出たから。

点数は上がったけど、私の心が満たされる事は無かった。