「もう帰って頂戴・・・・」
「へ?」
「いいから帰って!?」
ティーカップを投げ付けられ、カップが勢いよく割れた。
「行こう」
星也さんはそれだけ言って私を外に連れ出してくれた。



「大丈夫?美晴ちゃん?」
ガタガタと手が震える。
「美晴ちゃん、気にしなくていいよ?」
震えた手を星也さんはギュッと握った。
「俺は絶対美晴ちゃんの味方だから」
「・・・ありがとうございます」
私は、戦うと言ったのに何て情けないんだろうか・・・・