「バカだな、そんな顔されたら余計襲いたくなるじゃん」
「へ?」
じゃあ、キスをしても問題無いよね、
という様に私の瞼にキスをした。
「///////!?」
そして・・・・・

『チュッ』
口に柔らかいものが当たる感触がした。

しばらく何が起こったか分からない私は茫然とする。

「///////////!?」
次第に状況が分かると赤く顔が染まっていく。

「よくできました!」
頭をポンポンと撫でた星也さんの顔はいつもより意地悪だった。


「星也さんのエッチ!?」
某アニメのような台詞を言った、私をかわいいかわいいとからかう星也さんのスマホが明るい着信音を鳴らした。

「もしもし?」
『私よ?』
星也さんの顔が電話に出た瞬間変わった。
「母さん?」
「?!」
『あなたのスマホ見たわ、彼女が出来たみたいね、今すぐ連れてらっしゃい』
冷徹な声が私までも身震いさせた。
「母さん‼俺のスマホは勝手に見ないでくれって何度も‼」
『拾われた身で調子乗らないで、とにかく、彼女さんを連れてらっしゃい』
『ガチャ』
どうやら電話は切れたらしい。
星也さんは言いづらそうに、こう言った。

『美晴ちゃん、俺の家に来てくれない?』