「ごちそう様!」
食器を流し台に置き、自室に戻ると、自分のパソコンを起動させる。

星也》美晴ちゃんいる?
チャットルームにはあの人が居た。
美晴》はい!います!
そう、私がチャットに夢中になるのはこの星也さんという方と話すためだ!
なんで、この人の言葉だけでこんなにドキドキするのか、自分でもあほらしくなる。
星也》美晴ちゃんって市内に住んでいるんだっけ?
美晴》はい!そうです!
星也》美晴ちゃんさえ、良ければ来週の土曜日会わない?


「へ?」私は、パソコンの前で硬直する。
確かに、星也さんは、いい人だ。でも、そもそも私たちは1ヶ月前に出会ったばかりだし、それに、事件に巻き込まれることだってある。

美晴》私、不細工ですから!満足できる女の子じゃないですから!
星也》いやwww襲わないからwwwなんか俺と美晴ちゃん似てるなと思って!どんな子か気になって!

(似てるか・・・)
確かに私も少しそれは感じていた。星也さんには何かしら私とつながりが有るのかも知れないと思ったほどだ。

美晴》まあ・・・・一回位なら・・・・
星也》本当!?じゃあ、駅前の『Maria』ってカフェわかる!?
美晴》まあ、近くです。
星也》わかった!じゃあ、12時でいい?
美晴》はい!
星也》じゃあまたね!
美晴》( ´∀`)/~~サヨナラ

星也さん変な人じゃなきゃいいけど・・・