「美晴は、純粋すぎるの‼」
「はあ・・・」
私が純粋なんて考えた事なかった。
「とにかく、嫌じゃないのでしょう、だったらキスをすればいいじゃん?」
『ガチャ』
『ツーツーツー』
「沙羅、切ったな・・・・・」

切れた電話から沙羅が無責任に頑張れと言っている様な気がした。

息を吸い、パソコンを起動させる。
チャットを開き、星也さんを呼び掛けた。

美晴》星也さんこの間は逃げちゃて、ごめんなさい!

するとすぐに返事が返ってきた。
そこは星也さんらしい。

星也》こっちもごめん、美晴ちゃんはあんなことされたら嫌だったんだよね
本当にごめん!?

美晴》嫌じゃないんです!あの‼28日会いませんか‼もう一度話したいです!

星也》わかった、またねおやすみ~

今頃星也さんは何を思っているのだろうか?あの時、星也さんの顔が近くて本当は恥ずかしいのと、私が優等生だからという無駄なプライドが邪魔をしていた。でも、今度は優等生の私じゃなくてただの美晴としていれたら良いな・・・
そう願い眠りについた。