15日、今度は映画を観に行くことにした私達はまた、Mariaに集まる事にした。

「美晴ちゃん!」
「星也さん!」
今回はお昼時を過ぎていただけに、人も少なかった。
「じゃあ、行こっか?」
また、星也さんが手を差し出した。
「・・・・・」
この手はきっと異性として意識していない手だ。
そのくらい、私にだってわかる。
「どうしたの?」
星也さんが顔を覗きこむ。
「なっ!なんでも無いです!行きましょう!」

私は、星也さんの手をそっと握った。

いつか、恋人として繋いでくれる事を願って・・・・・