今、ゆっくりと考え直すことが出来るようになったから、あんな態度でも、私には大切だったと思うことができるのだと思う。
だけど、あの頃の私はあまりにも幼すぎて、その態度は私にはただ辛いだけで。
大切だと思えるようになった今でも深く心の中に刻み付き、私を形成する一部になっている。
そのせいだろうか。
私は昔から人付き合いがあまり上手ではなく、ひとりでいることが多かった。
いつの間にか周りとの合わせ方も忘れて、孤独を感じることばかり増えていったのである。
人と関わることが何よりも怖かった。
それでも誰かと一緒に居たかった。
誰かに必要とされて、必要としたかった。
だけれど、人と深い関係になるのが、私にとっては何よりも苦痛だった。