「それから私、おじいちゃんとおばあちゃんが居なかったから親戚の家に行ったの。けど行った先のでとことん嫌われて、いじめられたの。私が五歳の時かな。」そういうと瞳はまた哀しそうな顔をした。
「それが嫌で私、一回家出したの。それでも親戚の人は探してもくれなかった。それで帰るに帰れなくて私は公園でうずくまってた。そこに通りかかったお巡りさんが私の事にきずいてくれてそれが凄くうれしかったの。それから交番にいって、親戚の人が迎えに来てくれてそれからは親戚の人も優しくなってくれて凄くうれしかった。けど幸せは長く続かなかったの」