その夜は、お父さんの顔が見れなかった。


てか、見たくなかった。



結局この人は、あたしからあのヒトを奪って…


柊也を傷付けた。









好きって、なんなのかな…




それは誰かを苦しめて。




あたしの好きも…

穂花や、きっと柊也も苦しめた。






誰も傷付けない、苦しめない好きは…


ないのかな…!








だったらそんなカスい感情…



封印してやる。