私は中学一年生バスケ部の桜 結実(さくらゆうみ)
私は勉強が苦手で運動も得意ではない平凡な女子中学生。
「結実!早く!部活始まっちゃうよぉー?」
そう慌てて言うのは林 奏(はやしかなで)
奏は、可愛くて面白い男子にも女子にも好かれているいわゆる「愛されキャラ」だ。
「はーい!今いく!」私は奏のもとへと急いだ。
急いで体操服に着替え、ボールを持って体育館へむかった。
「パスタイムー!」
キャプテンのめい先輩が指示した。
私達は早速パスを始める。
あっ!…
私はキャッチミスしてしまった…
「チェッ!ちゃんとキャッチしてよ!」
怒った口調で言うのはかな先輩。
私は慌てて謝った。
はぁー、またキャッチミスしてしまった。
そんなこんなで今日の部活は終わった。
「今日も部活疲れたねー!」 「かな先輩怖すぎ笑」「それな~」
一年生で今日の練習の愚痴をこぼす。
私が所属している女子バスケットボール部は先輩が怖いので有名だ。
特に、かな先輩が怖くて、自己中で気が強い。
先輩が原因で退部したのは三人もいる。