「涼也この間好きな人いるっていってたよね」

放課後、寮に帰る途中のファミレスで

それとなく、涼也の恋話を聞いてみる




「永井大和」
 
「………?!?!?!?!?!?!?!」

頭が真っ白になる

「はははは……涼也ったら~面白い冗談いうよね」

目星をつけていた相手は一応大和先生だった

でも大和先生は俺らと同じ男であり

俺らの先生…

やはり直に涼也の口から聞くと

動揺と衝撃を隠せない

「別にふざけてねぇよ」

「そ、そっか…うん、そっか…」