恋愛するためにこの学校に入ったものだ。


…って言うくらいです。


あー、いつかあたしもカッコいい王子様現れないかなー?


「愛莉寿、また妄想?」


今、あたしに話しかけてきた人物は友達の花畑花愛


《ハナバタケ カアイ》


花愛は、クラス1の美人で、あたしとは違って完璧女子。


『また妄想って…夢のある女子と言ってよ!』


「彼氏そんなにほしい?」


『ほしいっ!』


そんなの当たり前だよ。