柏木は少し申し訳なさそうに、慌てるように言った。

…顔にでていたか。
俺、そんな微妙そうな顔してたかな。

「いや貰う、…サンキュ」

「えっ、そっ…そう?じゃあ…どうぞ」
「…あっ、むっ無理とか、しないでね?
ホントに!気とかつかわなくていいし!」

「…何で俺がお前に気なんてつかうんだよ、クッキーに罪はねぇし」