「あーすーかぁー!」
ふたりで歩いていると再び後ろから大きな声が聞こえた。
「あ。はるかちゃん....友達です。」
朱鳥が遠慮がちに言う。
「私はいいよ。いつも一人だし。朱鳥は友達と行きな?」
これは本当。
「すみません....ありがとうございます....!はるかちゃーん!おっはよー!!」
朝から元気だなと思う。
友達に近づいていく朱鳥から目を離し、学校へと足を進める。
桜を見ると思い出す。
あの子とふたりで交わした約束を。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…