«恵愛side»
ガチャッ!…バタンッ!
恵愛「ハァハァ…」
私は今自分の部屋に居る。さっきまで海斗と一緒に帰っていたのだがいきなり私にかまってきたからムカついて走って帰ってきた。
恵愛「本当にムカつくわー。いきなり馴れ馴れしくしやがって!いまさら遅いんだよ!」
私はイライラがとまりそうになかったから倉庫に行く事にした。もちろん私の倉庫…星神へ…
私はバレないようにいつも変装して倉庫に向かう。変装って言っても喧嘩の時もそのままだしほぼ男装に近いかな?
体格を分かりにくする為ダボダボのパーカーを着て、フードを深く被り、髪の毛が短く見えるように後ろで束ねる。下にダボダボのスエットをはけばOK!これで『金神』の完成。
あっ!金神って言うのは私の通り名なんだ!金髪の喧嘩強いって事で金神なんだって~ちなみに副総長の芽瑠は銀髪の喧嘩強いだから、銀神だよ!
さぁ!用意もできたししゅっぱーつ!
バレないように家の中をとおってー…
ガチャ
ふー…バレなかった~さぁ行こう!
テクテクテク…
あっ…海斗だ。そっか私海斗置いてっちゃったんだ。気づかれないようにしなきゃ。
恵愛「…………」
海斗「……ハァ」
無言で海斗の横を通り過ぎた。海斗は悲しそうな顔でため息をついていた。
なんであんな悲しそうな顔をしてたんだろう…?あぁ!なんで海斗の事考えているの!関係ないんだから!
私は海斗の事が気にならないようにするため走って倉庫に目指した。