―放課後。
「憐華ちゃん‼今日、暇?」
「ごめんなさい、楠さん。今日は用事がありまして。」
「そっかぁ~残念。また今度ね?」
「はい、さようなら」
「ばいば~い」
楠さんはかわいいと思う。
妹みたいで守りたくなる。
でも、僕は守るのではなくて、殺すんだ。
楠琴子さん?
君にとって、僕は友達じゃない、敵なだ。

―理事長室。
「昴君。お願いがあるんだけど。」
「なんだ?憐華からお願いなんて珍しいな。」
「明日から旺眞を昴君の養子にしてくれない?」
僕がそういうと昴君はびっくりした。
「はぁ‼養子にしてって、何でだ急に‼」
「僕は、今日、あいつらを殺す。」
「マジでいってんのか‼」
「マジだよ」
「お前は憐華はそれでいいのかよ」
僕は、ゆっくりとうなずく。
「そっか、わかった任せろ‼」
「ありがとう」
紹介してないね。
彼は坂田昴(サカタ スバル)22歳。
僕の従兄にあたる。
大切な人。
さて、いきますか。

―自宅。
「父様、母様。ただいま帰りました。」
「お帰りなさい。私の憐華。」
「母様(誰があんたのだ‼)」
「よく帰って来た。仕事はどうだ?」
「翆燿の幹部と接触したので直ぐに動きに入れるかと。」
「そうか、今日はゆっくり休んでいきなさい。」
「はい、あのこれ、僕が作ったのですが」
そして、ケーキをだした。
「まぁ、美味しそう」
「早速、いただこうか」
そう言って食べ始めた。
「どうですか?」
「美味しい」
「旨い」
「ありがとうございます。(その、ケーキには毒が入っているんだよ)」
すると、二人はケーキを落とした。
「うっ‼憐華、お前・・何を入れた。」
「憐華‼なっなっ何を・・・」
そして、倒れて僕をみる二人に言った。
「痺れ薬です。本日は依頼であなた方を殺しに参りました。」
すると、二人は顔を歪ました。
そして、僕はナイフを振り下ろしなが言った。
「僕の依頼だよ‼あはははは・・・・。」
―グサッ。
― びちゃっ
「あははははは‼」
そして、家の者に言った。
「今日から、僕が社長だから。」
家の者は皆、僕の味方なんだ。
「残念だよ。藤次郎叔父さんに美佐子叔母さん。あなた方は本当の親にはなれないよ。」
こうして、僕がトップに立った。
くそな親から解放され自由になった。
でもね。殺し屋はやめない。