―とある日の休日。
僕は、なんでも屋の仕事をしていた。
すると、電話がなった。
「はい、なんでも屋です。」
『姉さん?今、暇?』
「旺眞?暇じゃないことはない。」
『暇だね』
「そうだね、それで?なんの仕事?」
『ざっと30人運んでほしい。』
「死体よね、今から行く」
―ガチャン。
よし、行こうかな。
そして、事務所をあとにした。
―1時間後。
「旺眞‼お疲れさま。」
「姉さん、何かもう、疲れたよ」
「まぁまぁ、報酬額とってもいいんしょ‼」
「まぁ、」
「じゃあ、我慢したら?」
「だね」
この子が弟の鬼灯旺眞(ホウズキ オウマ)
僕の1つ下で同じく殺し屋の旺鬼(オウキ)。
そして、僕は死体を運んだ。
血の臭いもなれてしまった。
僕は昔、血を見ることもできなかった。
赤は嫌い。
今も昔も。
この先もずっと好きになることはない。
赤、それは人がなくなる時の色。
血が嫌いなんて嘘でも言えない。
あの、くそな親の前では絶対に
命が惜しければ嫌という言葉を口にするな
僕は、絶対にもう言わない。
あの頃のように血が嫌いなんて・・・。
死んでも言わない。
僕は一生、仲間に嘘をつき、大切な人を殺し殺人鬼としていきる。
逃げる方法は1つ、自分で命をたつか、死ぬまで人を殺し続けるかのどれかだ。

僕たちが、居なくならない限り犠牲者は増え続ける。
また今日もいくつもの命がなくなり、大勢の人が悲しむ。
僕たちのせいでね。