―鬼灯高校。
今、僕は理事長室の前にいる。
―ガチャ。
「誰だぁ?理事長室に入るのにノックしない奴は‼」
あっ、忘れてた
てか、すごい殺気だね~
「すみませんね、理事長。僕だって言いたいこと沢山あるんですがねぇ?」
「・・・憐華か?」
「やっほー。昴君、何で鬼灯高校って名前なのかなぁ?」
「だって、ここは憐華の会社の経営校だしなっ‼」
「そうだけど、ばれたらどうすんのかなぁ?」
「てか、何でいんの?」
こいつ話そらしたな。
まぁ、いいか。
「仕事の依頼でここの生徒の榎木ロウワと楠琴子を殺害してほしいってね。」
「・・・そうか」
そんな悲しい顔しないでよ。
「まぁ、楠琴子に人探しの依頼が前から来ていたから丁度いいかなってね、」
「誰を探して欲しいって?」
―ビクッ。
「・・・あはは。」
「言いたくないなら、無理に聞かないから大丈夫だよ。」
「ごめんね?クラスは?」
「2年A組だよ。」
「分かった。バイバイ、また来るから」
そして、理事長室を後にした。

―2年A組。
―ガラッ。
「・・・・。」
「転入してきた 、鬼灯憐華です 。」
「なっなっ何で‼憐華さんがいるんすか‼」
「咲君、老けたね。僕の席は?」
「あの窓際です。」
そして、指定された席についた。
僕は鬼灯憐華(ホウズキ レンカ) 17歳。
一人称は僕だけど普通の女子高生と言いたいけれど僕は普通ではない。
通り名は憐鬼で世界一の殺し屋のトップをしている。
だから、今回は仕事で転入してきた。
あらら、homeroomが終わったみたい。
「これで終わる。解散‼」
そして、咲君が居なくなると席を立ち屋上に行った。
きっと、僕の席の周りの五つの席の人たちは屋上に居ると思ったから。