見事な順位を堂々と口にする藤岡くんは、ある意味すごい。



「藤岡、それはヤバくね?マジで遊んでる暇ねぇじゃん」



うん。


城内くんに、賛成。



勉強したほうが良い。




城内くんの席の斜め後ろに座っている私は
藤岡くんの顔がよく見える



すごく、顔を歪ませている。



そんなに、城内くんと遊びたかったんだね



「あ!じゃあさ高畑に教えてもらおうぜ!」


急に思いついた城内くんの声が張る。



「高畑……?」



不思議そうにしている藤岡くん。



あーあ。




高畑さんという方、羨ましいです。




藤岡くんと勉強できるなんて。