優しいキスを交わしたあと私と陸玖は屋上で花火を見た。



そして手を繋いで屋上を出て教室に戻った。


いつも私たちの背中を押して応援してくれた天良に報告するために。
でも教室には誰もいなかった。



多分もう帰っちゃったのかな。でも天良は何の連絡もなく帰るはずがない。


陸玖が天良に連絡しようと携帯を出した時陽生君からメールがあったらしく


そこには天良を家まで送ったと書いてあった。


今までずっと一緒に帰っていたから心配になった。もしかしたら天良のことだから明日の朝一人で早く言っちゃうかもしれない。