「そういえばうちも聞いていなかったな、どうなの?亜衣里」


さっきの仕返しも兼ねているかのように遥葵ちゃんも続く。



「明日来てくれるって、一緒に回ろうって言ってくれた」



ついさっきまでの大はしゃぎしていた亜衣里ちゃんが恥ずかしそうに少しずつ小さくなっていく。



そんな姿が可愛くて3人ともこれ以上何も聞かなかった。



「で、美海は?陸玖と回るの?」


再び口を開いたのは天良だった。



「ふぇっ?」



まさか今度は自分が聞かされる番になるとは思わなかった。