おっいい匂いがしてきたー。
『…るのに…がする。』
吹悠がボソッとつぶやいた言葉に隊士の一人が反応する。
隊士「?吹悠さん何か言いましたか?」
『味噌汁の匂いがする!』
脱兎のごとく昼食会場へ走っていく吹悠を見て、ポカンとした顔で残された隊士達は顔を見合わせた。
沖「台所はここの丁度反対側にあって、匂いなんて絶対わからないほど遠いんですけどねえ。
四神の能力が妖化してなくても無意識に出ているんでしょうか…。僕らでもこの姿ではこんな離れた距離の匂いをたどるなんて無理な芸当何ですけどね…。」
ふふふ、面白い人ですねえ、と沖田も歩いて吹悠の後を追った。