ー倒れてしまった吹悠(妖力がきれたので人に戻っている)を沖田は抱えた。

俗に言うお姫様抱っこと言う奴である。


土「沖田は澄野の事を女みたいに扱ってるよな。いくら女みたいだからって「よくわかりましたね。吹悠さんは女の子ですよ?」は?」


土方の口がパッカリ開く。


土「嘘だろ?…気づかなかった。チッ。何で女を組に入れちまったんだ…。」

沖田が屯所内に向かって歩き出すので土方
も後についていった。

土「そいつは部屋に連れてってやれ。」

沖「言われなくてもやりますよ。」


ふと土方は違和感を覚えた。

土「今日はなんか不機嫌だな。」

沖「そんなことないですよ。」


だいぶ後に同じようなイラつきを自分も感じる事になるとは思ってもいなかった土方であった。