やばい!
これは地球史上稀に見るほどのやばさだ。

今まで見た中で一番怖い顔して、怖いオーラして走ってくる鬼と鬼ごっこは本当にしたくなかった。


土「おいコラ待てこの馬鹿ああああ」


って!慌てて猫に変化したから服と刀置いてきた…。服は宿にあるからいいけど刀は取り返さなくちゃ。



角を曲がった所で縁の下に潜り、走って土方が頭上を通り過ぎるのを確認してから元来た道を急いで戻った。


真っ暗な部屋の中だが猫の夜目が利くのを利用してすぐに床に転がった刀を視認した。

『はあ…あった…。早く帰ろう。』

そして服を千切って刀を背中に縛り付け部屋を出ようとすると、


射し込むはずの月明かりを遮る大きな人影があった。


沖「帰るって何処にですか?」





今日は厄日のようです…。