高「はあ?君危ないよ?」
『那津に言っといて、絶対に帰る、明日の午前中に戻る、心配無用って。』
坂「おい!澄野!」
坂本達の制止を振り切り、松の間に戻った。
もうすぐで梅の間で斬り合いが始まる。あいつらに妖力がバレないよう一定の距離近づく前に、変装を済ませなければ。
ええと、動きやすい服装…。
顔の隠れる服装。
忍者服を身にまとう事にした。
菊宗を持ち目を瞑り精神を落ち着かせ念じ、しばらくして目を開けると忍者服を着ていた。
目元のみを残し全身は真っ黒の装束だ。動きを確認するが、袴よりは動きやすい。菊宗を腰に挿して、耳を澄ませた。
…きたか。