これは聞くなと言うことなのだろう。

吹悠は喉まで出かけた質問を飲み込む。

熙「ーー俺の盗まれた物なんだが、新撰組、お前らにも関係深い。」

斎「何ですか?それは一体。」

熙「勾玉と鏡。三種の神器の八尺瓊勾玉と八咫鏡だ。剣はそもそもここに来る前から無くなってしまってるしな。」


土・斎・沖「「なんだって?!?!」」



平助と吹悠はキョトンと目を合わせた。

平「俺らにも分かるように説明して欲しいンですが…」


熙「予言に封印の箱があるとかあっただろ?封印は非常に固く作られている。如何なる熱の中冷たさの中に放り込まれようと貝のように決して開かない。」

『安心だな。』

熙「しかし」

『しかし?』

首を傾げ吹悠はヒゲをピンと伸ばした。

熙「三種の神器を全て集め、四神の刀も4つ用意し蒼満月の日祈祷を行えば封印は解ける。」










『それって凄いマズイ事…だよな。』

土「多分お前の思ってる百倍位な。」