土「約束は約束だ!」

『大人気ない。ボソッ』

土「何か言ったか?」


ひいいいい口は笑っても目は笑ってない!


『何でもないです!』


背に腹は変えられぬとはよく言ったもの。急いで、座る土方の膝にコロンと丸くなった。


『これでいいか?』


上を見上げると驚いたようにこちらを土方が見
ていた。


土「膝に乗れとまでは言ってなかったのだが」

『え?…じゃあ退く…』

土「いや、寧ろこのままが良い。」


退こうとした体をしっかりと固定される。
そしてそのまま頭を撫でられた。


『もう変態確定になるぞ…。』

土「猫を愛でるのは変態とは言わない。それにお前絶対気持ちよくなって眠くなってきてるだろ。」

『違うし!眠くなってなんか…』




やばい。虎もやっぱり猫の仲間だ。

あったかい膝の上で優しく撫でられてたら眠くなるに決まってるよね?


少し悔しいけど、仕方がないんだ。