仕方なく障子を開け一人で井戸まで歩いて行く

なんだか全てが高く大きく見える視界は新鮮で面白い。


しかし井戸について吹悠は気づいた。


ヘリが高すぎて、ヘリを登ったとしても、井戸が深すぎて怖くて水を飲めない!


飲みたいのに!


うろうろと井戸の周りをふらついていると、ガッと後ろから掴み上げられ、縁側に座らされた

『?!』

その人物は水を井戸から組み上げると、持ってきた茶碗に水を注ぎ僕の前に置いた。


土「はい水。」

『あ、ありがとう。』


少しびっくりしたが大人しく飲む。

あれ?土方まださっき人の動きを探った時は寝てたと思うんだけど。わざわざ起きて茶碗まで持ってきたのか?


『あははっ。』

土「??何がおかしいんだ?」

『なんか土方がへんに優しくて可笑しい。』

土「あぁ?ふざけんな。どういう事だ?」

『あ、いつものに戻った。』


僕が最後まで水を飲むと僕の隣に土方は座った。