?「じゃあ気にくわないならどう呼べばいいのだ?名を申せ。」
沖「名を聞くならあなたが先に名乗ったらどうです?」
少年を睨みつけると少年はニヤッと不敵な笑みを浮かべた。
熙「そうだな仮にも此方はお忍びできている。…熙(ひろ)とでも呼べ。」
沖「ヒロですか。では僕のことは沖田さんとよんてください。」
熙「ああ、よろしく。沖田。恩人殿が起きたら会わせてくれよな。」
笑う熙に沖田はずっと睨み続け、挟まれた平助と斎藤はおろおろした。
沖田は終始堂々とした熙に苛立ちを感じていた
(会わせるつもりなんてありません。見た感じ同じくらいの年。
もしもの話ですがウッカリ吹悠さんに好意なんて持たれたら後々…)
(潰したくなる…)
ぐっと刀の柄をを沖田は更に握りこんだ。